こんにちは、ごうたむです。
一切合切凡庸です。
さて今回は資金管理のおはなしです。
FX口座にお金を多めに入金しておいて少しだけトレードする、という段階ではそれほど意識しないことかもしれませんが、概要は理解しておきましょうd(^_^o)
証拠金とロスカット
FX口座の中のお金は性質に応じて呼び方を区別して管理されています。
証券会社によって若干呼び方が異なっていたり口座情報に独自の計算値項目があったりしますが、ここでは重要なものを取り上げていきます。
ドル円売買の事例
次のドル円売買のストーリに乗せて口座状態の変化と注意点を説明してく感じにしようかと思います。
① 口座に10万円入金
② 1ドル=100円で1万通貨を買い注文
③ 注文が約定
④ 1ドル=99円に下落
⑤ 1ドル=101円に上昇
⑥ ポジション決済
① 口座に10万円入金
FX口座にお金を入金しただけの状態です。
3種類の金額が出てきましたが、この段階ではあまり頑張って区別する必要はなくて、10万円入れたから10万円の範囲でトレードできる、という理解でいいです。
② 1ドル=100円で1万通貨を買い注文
注文を入れると、注文したポジションを持つために必要な金額が注文証拠金という名前で区別して管理されます。
発注可能額は、有効証拠金(純資産額)から注文証拠金を引いた額になります。
ここで注文を取り消しすれば①の状態に戻ります。
③ 注文が約定
注文が約定すると、注文証拠金だったところが必要証拠金に変わります。
④ 1ドル=99円に下落
買ったときよりレートが下がると有効証拠金(純資産額)が小さくなります。
含み損が出ている状態です。
預託証拠金は確定情報が反映されるものなので、この時点では変化しません。
必要証拠金に対する有効証拠金(純資産額)の割合を証拠金維持率といいます。
含み損が増えて証拠金維持率が100%を下回ると(発注可能金額が0を下回るという理解でもいいです)、保有している全てのポジションが強制的に決済されます。これをロスカットといいます。
ロスカットは、証券会社によってルールが異なります。
即時ロスカットのラインを70%等に設定している証券会社もありますが、100%を下回る部分については遅くとも翌営業日中に100%以上になるよう追加入金するかポジション決済するかの対応をする必要があります。
この対応をしないで放置すると、設定された期限でロスカットが執行されます。
追加入金の必要が生じる100%割れの部分の金額のことを追加証拠金といいます。
「追証(おいしょう)」と呼ばれます。
ロスカットの趣旨は、証券会社が顧客の資産を守ることにあリます。
何かペナルティがあるわけではなく、単純に含み損が確定するだけです。
ロスカット直前と直後で有効証拠金(純資産額)は同じです。
だからといってロスカットに資金を委ねるべきではありません。
自分で損切り注文(ストップ)を置くのが嫌だといって、ロスカット制度をストップ代わりに利用する方法も全くナシではないですが、損切りラインがアバウトになり、すなわち資金管理が杜撰になるということになりますのでお勧めしません。
ロスカットとストップは区別して別ものとして扱うべきです。
次回の内容を少し先取りする形になりますが、次のようなことがいえます。
- ロスカットは絶対に回避するように資金管理すべき
- ストップは恐れてはいけない
前者については今回もう少しだけ後述し、後者については次回説明します。
⑤ 1ドル=101円に上昇
買ったときよりレートが上がると有効証拠金(純資産額)が大きくなります。
含み益が出ている状態です。
預託証拠金は含み損の場合と同様この時点では変化しません。
証拠金維持率が高くなり、発注可能額も増加します。
これは決済していなくても含み益がどんどん伸びていけば、ポジションを増やして更なる利益を狙えるということを示唆しています。
⑥ ポジション決済
ポジションを決済すると、含み益が確定した状態で預託証拠金も大きくなります。
総額が増加したことを除けば①と同じ状態です。
レバレッジを調整する
編集中。。。
実効レバレッジ
証拠金維持率